EMS!!筋トレ!!最高のダイエットは?
ここでは、EMSと筋トレのどちらがダイエットに効果的なのか、について書いていく。
EMSは「寝てるだけで!!」や「自分で動く必要がない!!」などと聞いたことがある人はいると思う。
だが、それは本当に効果があるのか?
気になるところを解説していくので、是非最後まで読んでみてほしい。
目次
EMSとは、(Electrical Muscle Mtimulation)の略で、「電気的筋肉刺激」という意味です。
「脳からの指令は、電気信号として神経を通り筋肉に伝えられ身体が動く」というのを聞いたことがありませんか? EMSはこの電気信号の真似をして筋肉を動かしてくれる機械です。
なので、EMSの機械を腹筋などにつけることにより、筋肉が収縮されるので腹筋をしなくても同じ効果がえられる!といわれています。
※この記事での筋トレは、主にレジスタンストレーニングのことを筋トレとして話していきます。
レジスタンストレーニングとは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。ダンベルを使わずに自重で行うスクワットなどもレジスタンストレーニングとなります。
筋肉に与える負荷を目的によって変えて、ダンベルを持ったりゴムチューブをつかったり、もしくは自重でおこなったりします。
EMSの機械をお腹につけて腹筋を鍛えたことによって、ウエストが細くなったというCMや広告を見たことがある人は多いだろう。
だが、消費者庁が根拠を調べたところEMSを販売している会社からから提出された資料について、「サンプル数が少なすぎる、食事制限などによって体重が減少したからなど、その他の要因が排除されていない」と判断された。
つまり、EMSをお腹に使っただけでは、ウエストが細くなるとは言い切れないと判断されたのだ。
そのため、EMSでウエストが細くなるなどの広告を出すことは禁止された。
ここで間違えないでほしいのは、EMSに効果がないのではなく、EMSでウエストを細くすることは難しいということだ。
参照 : EMS機器の販売事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令について
EMSは電気刺激によって筋肉を勝手に収縮させることで、自分で動かしているときと同じ効果が得られるといわれている。
わかりやすい例でいうと、10分で腹筋何回分の効果があります!などの広告を見たことがあると思う。
だが、EMSによってそのような効果が得られたという報告は少ない。
1週間に3日,6週間に渡ってEMSとEMSを使わない場合でのトレーニングの実験を行っていたが、引き締めや筋肥大の効果に違いはなかったらしい。詳しくは参照URLを確認してほしい。
参照 : 電気筋肉刺激(EMS)トレーニングで脚は引き締まるのか?
EMSによるダイエット効果は個人的にはほぼないと思われる。上記の「ウエストが細くなる?」でも記述した通り、 EMSの機械だけでウエストが細くなることはほとんどないといえる。
ただ、EMSが筋肉を刺激してある程度の血流増進は期待できるのかと思われるが、筋トレを行って対象部位の筋肉に強い不可を与えた方が血流増進効果は高いと思われる。
さらに身体を動かすことで体温が上がる。その、体温が上がるだけでも血流増進効果はあるのだ。
そのため、ダイエットには筋トレの方が効果的といえるだろう。
個人的にだが、スタイルを良くするためにはただ痩せるだけではだめだと思っている。
これは人それぞれなりたい身体や、理想のスタイルというのがあるので一概には言えないので、個人的な見解で話させてもらう。
たとえば、くびれを作りたいと腹筋を鍛える人は多いのではないだろうか?だが、腹筋をした結果でくびれができるのは稀なことである。
腹筋をしてくびれを作るために、食事を気を付けたり有酸素運動をしたりで、脂肪がなくなってウエストが細くなりくびれができている人の方が多いだろう。
くびれを作る方法はウエストを細くする以外にもまだある。
お尻や背中、肩の筋肉をつけることだ!!くびれはバストからヒップまでのラインでウエストが細ければできる。そのため、ウエストが変わらなくても、ヒップアップとバストアップすることでくびれを作ることはできる。
ただ、ヒップアップやバストアップをするためにはダイエットとは違うアプローチが必要になる。そう、筋トレだ!!筋トレを行い筋肉鍛えるだけで、ヒップアップやバストアップは可能なのだ。
ボディメイクという観点のスタイルを良くするということに関しても筋トレの方が効果的といえるだろう。
最近よく見るEMSのスーツを着てトレーニングをする場合はどうなのだろう?
13人の健康な若い男性に①自重筋トレ ②EMSだけ ③筋トレをしながらEMS
この三つでのトレーニングを比べた際に③の筋トレをしながらEMSが、運動後の血中乳酸濃度が高かったことが実験結果として出ている。
※乳酸が増えることによりミトコンドリアが増え、代謝が高まるといわれいる。詳しくは次回
これだけ見ると、EMSをつけての筋トレがダイエットには一番いいように思えるが、そうとも言い切れない。
運動強度が上がれば、ある一定の強度から血中乳酸濃度は高くなる。MAXの60%~70%の運動強度で血中乳酸濃度は大幅に高くなるといわれいる。
参照 : https://www.mtg.gr.jp/news/detail/2019/04/article_1791.html
参照 : https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2019.00291/full
参照 : 乳酸の基本 -乳酸は悪者なのか?
そのため、自重の筋トレでは最適な運動強度とは言えない。だから上記の実験では「③筋トレしながらEMS」が、両方やることにより運動強度が上がったため、運動後の血中乳酸濃度が高くでただけであると思われる。
EMSによるダイエットと筋トレであればダイエットに効果的なのは筋トレだろう。 ダイエットには筋トレの方が効果的だと個人的には思うが、EMSにも使い道はたくさんあると思う。
筋トレがダイエットに効果的な理由は前の記事「EMSと筋トレ、使い道が大事!!
EMSより筋力トレが優れている点は、自分で身体を動かしてトレーニングを行うので、身体の感覚を意識しやすいところだと個人的には思う。
逆にEMSの方が優れているのは、ながらで運動できること、怪我をして動かなくなった箇所のリハビリなどに使用できるというところだろう。
このようにEMSはリハビリなどの現場では最高の効果を発揮してくれるのではないだろうか?パーソナルトレーニングジム×24時間ジム BLINKER(ブリンカー) 札幌